60歳以上の消費者トラブルが40万件を突破!-トラブルの現状を知って、被害を防ぎましょう-

2019年09月13日

全国の消費生活センター等に寄せられる相談のうち、契約当事者が60歳以上である相談は増加傾向にあり、2018年度には約43万件と過去10年で最高を更新し、相談全体に占める60歳以上の相談の割合も約49%と増加しています(図)。
契約当事者が60歳以上である相談の内容をみると、架空請求に関する相談や、デジタルコンテンツ、インターネット接続回線などの情報通信関連のトラブルに関する相談が、60歳以上のすべての年代において多く寄せられています。
特に、60歳代・70歳代においては情報通信関連の相談や通信販売に関する相談が多く、一方で、80歳以上になると訪問販売や電話勧誘販売によるトラブルが多くなる傾向があります。
契約当事者が60歳以上の相談では、トラブルの傾向が60歳代・70歳代と80歳以上とで異なることから、その傾向および特徴を相談事例とともにまとめ、消費者への注意喚起を行います。

図 PIO-NET(注)にみる60歳以上の相談件数および相談全体のうち60歳以上の割合の推移

(注)PIO-NET(パイオネット:
全国消費生活情報ネットワークシステム):国民生活センターと全国の消費生活センター等をオンラインネットワークで結び、消費生活に関する相談情報を蓄積し
ているデータベースのこと。
消費生活センター等からの経由相談は含まれていない。
2014~2018年度受付、2019年7月31日までの登録分。

相談事例

【事例1】
裁判の通知ハガキが届き連絡したら弁護士から取り下げ費用を請求された

【事例2】
契約先の関連会社と偽られて別会社と光回線の契約をしてしまった

【事例3】
訪問され契約した塗装工事の解約を申し出たが断られた

【事例4】
年齢を理由に賃貸アパートの契約を拒否された

【事例5】
説明をよく理解せずにスマートフォンとタブレットを契約し高額な請求を受けた

【事例6】
認知症の高齢者がリフォーム工事やふとんなど次々と契約させられ生活に困っている

【事例7】
被災地の漁師を名乗る男性からの電話で魚介類を購入してしまった

60歳以上の契約当事者のトラブルの特徴

情報通信関連の相談が非常に多い
高齢になるにつれ、訪問販売や電話勧誘販売の相談が増加している

消費者へのアドバイス

  • 消費者トラブルはひとごとではありません。自分は大丈夫と思いこまず、日頃からいろいろな消費者トラブルについて知っておきましょう
  • 消費者トラブルを防ぐには、周囲の方による見守りも非常に大切です
  • 不安に思った場合やトラブルになった場合は消費生活センター等に相談してください
    *消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
    最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です

見守りと気づきのチェックリスト

高齢者の見守りと気づきのポイントについて、チェックリストを掲載しました。
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