アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に強く抗議します
2024年05月20日
アメリカ合衆国
ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア大統領 閣下
貴国が2024年5月14日夜、ネバダ州で臨界前核実験を実施したことに強く抗議します。
私たちは核兵器廃絶と被爆者援護を共通の願いとして、被爆者とともに平和を求める活動をすすめてきました。核兵器を廃絶し、恒久平和を実現することは、唯一の戦争被爆国である日本国民の悲願であり、また基地県である神奈川県民の強い願いです。
2021年1月に核兵器禁止条約が発効され、核兵器廃絶へ向けた歩みをすすめている中での暴挙であり、国際的にみても到底許されることではありません。
貴国の今回の核実験は、核兵器廃絶を願う世界の人々の期待を裏切るものであり、国際社会の動きに逆行するものです。私たちは、世界で最初に核兵器を人類の頭上で爆発させた貴国こそが、世界に先駆けて核兵器廃絶の行動に立ち上がる責務があると考えます。核兵器は人類の歴史を終わりにしかねないものであり、人類と核兵器は共存できません。
今回の貴国の核実験に強く抗議するとともに、今後計画されている一切の核実験を中止するとともに、核開発につながる全ての行為を中止し、核兵器禁止条約に加わり、「核兵器のない平和な世界の実現」にむけて、率先して取り組まれることを強く求めます。
2024年5月20日
神奈川県生活協同組合連合会
代表理事会長 當具 伸一