2025年 新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は神奈川県生活協同組合連合会をはじめ、会員生協の事業と活動に格段のご理解とご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。
昨年10月、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞は、「平和とよりよい生活のために」をスローガンに掲げる私たち生活協同組合にとって、大きなトピックとなりました。神奈川県生活協同組合連合会では、日本被団協の都道府県組織である、神奈川県原爆被災者の会とともに、戦争や核兵器のない平和な世界を目指して、NPT再検討会議への代表派遣や、原爆と人間展の開催、ヒバクシャ国際署名など、国内外で様々な活動を協働してきました。今後も、一刻も早く核兵器廃絶が実現するよう、被爆者の方たちに寄り添った取組みをすすめていきます。とりわけ2025年は、被爆80年を迎えることから、節目の年に相応しい記念イベントの開催を神奈川県原爆被災者の会とともに準備を進めます。
また、国連は2025年を2012年に続き2回目の「国際協同組合年」とすることを宣言しました。地域に根差した助け合いの組織としての協同組合が、社会、経済の発展や持続可能な開発目標(SDGs)に貢献することへの期待が高まっています。神奈川県生活協同組合連絡協議会(かながわCo-ネット)では、2025年国際協同組合年神奈川県実行委員会を立ち上げ、協同組合の価値・役割について広く地域や県民にアピールする取組みや、イベントの開催を計画しています。
更に、2025年は(財)日本ユニセフ協会神奈川県支部設立から20年という節目の年を迎えます。世界の子どもたちの生存・発達・保護・参加のためのユニセフ協力活動(広報、募金、学習支援など)と合わせて、記念イベントの開催準備をすすめます。
2025年は、このような「節目の年のイベント」と合わせて、生協の基本である日常的な事業活動の発展と、「だれもが幸せに暮せる地域社会づくりへの参加」をすすめ、行政・社協をはじめ地域の諸団体とのネットワークで「地域のセーフティネットの一員」となれるように、一層の努力をしてまいります。変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
神奈川県生活協同組合連合会
代表理事会長 當具 伸一