大規模災害対策委員会 神奈川県総合防災センター見学
神奈川県総合防災センターは、大規模な災害の発生に備え、広域的・総合的な災害応急活動の中央基地として位置づけられています。大規模な地震などにより県内各地で被害が発生した場合、救援活動の拠点として各種の防災資機材や物資を備蓄するとともに、応急活動要員の集結、物資の受け入れ、搬送車両の集結拠点となります。
また、大地震や局地的豪雨、火災などの災害について、疑似体験をとおして楽しみながら防災知識を学ぶことのできる神奈川県内最大の体験型施設です。地震体験コーナーの修理と補強(縦揺体験を追加)が完了し、2019年4月2日より防災情報・体験フロアを開館しました。防災シアターでは「風水害対策」映像公開を開始したため、大規模災害対策委員会で視察見学を行いました。体験施設が充実してとても勉強になりますので、ぜひ多くの方に行ってみていただきたいと思います。
日時 | 2019年4月10日(水)14時00分~16時00分 |
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会場 | 神奈川県総合防災センター 厚木市下津古久280 |
出席者 | 7団体9名 五月女博之(ユーコープ)、山口義明・増岡伸・内藤努(パルシステム神奈川ゆめコープ)、目黒勇人(生活クラブ生協)、水澤聖彦(全労済神奈川推進本部)、板垣久和(中央労働金庫)、菅原俊則(医療生協かながわ)、相田祐二(神奈川県生協連) |
主な体験内容
地震体験コーナー
最大震度7の疑似体験装置に2面の大型スクリーンが新設されました。ショッピングセンター内のCG映像を見ながらヨコ揺れとタテ揺れを体験する中、安全確保行動(シェイクアウト)を実践で学びました。
風水害体験コーナー
最大風速30m/秒の暴風を体験しました。団体予約以外は水害(雨量50mm/時)の豪雨体験も同時にできます。
消火体験コーナー
万が一の時に備え、本物の消火器と同じ大きさの消火器を使って初期消火の体験をしました。
煙避難体験コーナー
煙が立ち込める迷路から避難する体験をしました。煙の特性や正しい非難方法を学びました。
防災シアター
県内を舞台にした仮想ストーリーで、自然災害の危険性やいざという時の備えについて学びました。今回は大規模風水害から自らを守る「自助」の意識の向上を図ることを目的に4月に新たに制作された風水害対策の啓発映像を視聴しました。
備蓄倉庫と災害救助施設を見学
総合防災センターは神奈川県の広域防災活動拠点で、広域防災備蓄拠点にもなっています。今回特別に防災企画課長の諸星輝明さんに備蓄倉庫と、また併設する消防学校の災害救助施設「かながわ版ディザスターシティ」(2018年11月6日オープン)をご案内していただきました。