第53回 神奈川県原爆死没者慰霊際 2019年追悼のつどい
広島・長崎への原爆投下から74年が経ちました。74年前の8月6日8時15分、そして9日11時2分。無差別大量殺戮兵器である原子爆弾が市民の図上に投下されました。熱線と爆風、恐るべき放射線は一瞬にして多くの尊い命を奪いました。かろうじて生き残った人々は、放射線障害に苦しみ、心にも傷を抱えながら戦後を生き抜かれました。
被爆者は、「核戦争を起こすな、核兵器をなくせ」、「ふたたび被爆者をつくるな」と訴え続けてきました。しかし、ビキニ水爆実験での被爆、JCO臨界事故、福島原発事故と核による被害は続いています。もうこれ以上各の参事を繰り返してはなりません。
2017年7月7日に国連で核兵器禁止条約が122か国の賛成で採択されました。2019年9月26日核兵器廃絶国際デーの日、ニューヨーク国連本部では新たな署名・批准書提出式が行われ、9か国が署名、5か国が批准書を提出し、署名は79か国、批准は32か国となりました。同条約の発効に必要な批准まで、あと18となりました。
いつの時代も、不可能を可能にしてきたのは諦めなかった人々でした。今は核兵器廃絶が実行可能となる時代です。
神奈川の生協は神奈川県原爆被災者の会の皆さまと思いを一つにして、共に「すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求める」ヒバクシャ国際署名をこれからも広げていきます。
第53回神奈川県原爆死没者慰霊際・2019年追悼のつどいが9月29日、大船観音寺境内の原爆慰霊碑前にて行われました。
日時 | 2019年9月29日(日)10時~12時 |
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会場 | 鎌倉市 大船観音寺境内 原爆慰霊碑前 |
主催 | 神奈川県原爆被災者の会 |
慰霊祭 10:00~10:30
開式
司会 神奈川県原爆被災者の会 木本 征男 副会長
黙祷
合祀者名簿奉読 陣川 幸子さん
導師入場
読経
献水 神宮弘道さん、木戸キク子さん
献花 遺族代表 柴田 實智子さん
来賓
被爆者・一般
導師退場
閉式
追悼のつどい 10:30~12:00
開会
司会
神奈川県原爆被災者の会 木本 征男 副会長
主催者挨拶ならびに追悼のことば
神奈川県原爆被災者の会 丸山 進 会長
来賓追悼のことば
黒岩 祐治 神奈川県知事、林 文子 横浜市町、福田 紀彦 川崎市長、本村賢太郎 相模原市長、松尾 崇 鎌倉市長
神奈川県生活協同組合連合会 當具 伸一 代表理事会長
原水爆禁止神奈川県協議会 片野 憲二 理事長
来賓紹介 神奈川県原爆被災者の会 東 勝廣 事務局長
生協関係では、ユーコープ、パルシステム神奈川ゆめコープ、川崎医療生協、神奈川北央医療生協、医療生協かながわ、神奈川県生協連が紹介されました。
メッセージ披露 福島 富子さん
遺族代表挨拶 松本 正さん
折鶴献納 新井 勝子さん
パルシステム神奈川ゆめコープ 鈴木 紀子常任理事
歌と演奏
- ひろしま平和の歌
- 長崎の鐘
- 原爆を許すまじ
閉会