11月14日は「世界糖尿病デー」 明日を良くするために今すぐ行動しよう
糖尿病は深刻だが、十分な知識をもって適切に対処すれば、克服できる病気です。
「世界糖尿病デー」が、国際糖尿病連合(IDF)が中心となり、11月14日に開催されます。
世界糖尿病デーは、糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け、世界規模で糖尿病に対する注意を喚起しようと、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)によって1991年に開始され、2006年には国連の公式の日になりました。
11月14日は、1922年にチャールズ ベストとともにインスリンを発見したフレデリック バンティングの誕生日にあたります。インスリンの発見により、糖尿病治療は飛躍的な進歩をとげました。
2019年世界糖尿病デーのテーマは「糖尿病と家族(Family and Diabetes)」。
世界糖尿病デーのシンボルである「ブルーサークル」は、世界的に増加を続ける糖尿病に対する認知を拡大し、一致団結して対策を進める必要性を呼び掛けるために掲げられています。
日本でも、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が中心となり「世界糖尿病デー実行委員会」を設立、さまざまな活動を展開しています。毎年、11月14日を含む一週間(月~日)を「全国糖尿病週間」として、全国各地で一般向けの講演会や健康相談、街頭での広報活動などを実施します。各都道府県糖尿病協会や友の会が主体となり、地域単位でこれらの啓発活動を行います。また全国各地200カ所の建造物が糖尿病啓発のシンボルカラーである青にライトアップされます。
第55回全国糖尿病週間
日時 | 2019年11月11日(月)〜17日(日) |
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場所 | 全国各地で行事が開始されます |
テーマ | サルコペニア・フレイル |
標語 | 人生100年 筋量増やして 健康寿命 |
サルコペニアは【加齢や疾患などにより筋肉量が減少し、筋力低下や身体機能の低下が起こること】です。
また、フレイルは【加齢に伴い健常から要介護へ移行する中間の段階で適切な支援で健常に戻りうる状態】です。
昨年から継続の「サルコペニア」に加え、介護予防に重要な概念である「フレイル」も加えることで、高齢者の糖尿病対策促進を目指します。
すべての家族が糖尿病に関わっている