2020 かながわ社会保障学校が開催されました

2020年09月09日

神奈川県社会保障推進協議会(神奈川県社保協)は社会保障や福祉の拡充のために、活動を行なっている運動体で、神奈川県生協連医療部会が参加しています。

医療・国保・介護・年金・生活保護・福祉など、現在の社会保障制度の改善・立法化(条例化)・予算獲得などの運動、社会保障に関する情報収集・学習・研究調査・広報活動、諸団体との交流、協議会の拡大強化などに取り組んでおり、今年度は「地域から『権利としての社会保障制度』をかかげた運動をすすめる」を方針としています。

今回の「社会保障学校」は、5月開催の予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため時期をずらし、学習講演はリモートで、密を避けた会場参加とZOOM視聴の組み合わせで行いました。

今年3 月 16 日、津久井やまゆり園の殺傷事件の被告に死刑判決が出されました。神奈川県で起きたこの事件の背景と犯人の動機を探るために、研究を重ねてきた愛媛大学教授の鈴木靜さんに、「津久井やまゆり園殺 傷事件から考える『人権としての社会保障』」と題して学習講演をしていただきました。

人権とは「人間らしく生きる権利」です。しかし「たてまえ」として神棚に上げて拝むものではなく、国家が国民に対して保障するものとして、それこそ朝日訴訟原告の朝日茂さんが大切にした言葉「権利は闘うものの手にある」ように、獲得の努力を積み重ねていく必要があります。すべての人の権利保障を実質化することこそ、私たちの社会を強くします。

改めて大切な原理原則を学ぶことができました。

名称:2020かながわ社会保障学校

日時:2020年9月5日(土)13時30分~16時

会場:建設プラザかながわ 2階ホール 他

主催:神奈川県社会保障推進協議会(神奈川県社保協)

学習講演:津久井やまゆり園殺傷事件から考える「人権としての社会保障」

講師:鈴木 靜 愛媛大学法文学部教授

参加者:会場参加 69名、ZOOM参加25か所

次第

開会・開校あいさつ

学習講演:「津久井やまゆり園殺傷事件から考える『人権としての社会保障』」

鈴木 靜(愛媛大学法文学部教授)

休憩

取り組み報告発言:①年金の改善の取り組み

②生活保護裁判の取り組み

③後期高齢者医療制度改善の取り組み

鈴木 靜さんからのコメント

閉校挨拶