医療生協かながわ第3回社会保障学校開催 〜助け合い、つながり合う、医療生協の未来〜

2020年12月18日

医療生協かながわは、医療や福祉の事業と、健康づくりやまちづくりの運動を通じて、「地域まるごと健康づくり」をすすめています。健康増進、病気の予防、怪我や病気の時の治療などには、保健・医療・福祉などの制度がとても重要です。また、心身ともに健康であるためには、「人類にとって最も不健康な状態である」戦争状態にないこと=平和であることが欠かせません。

「自分の健康をつくり出すのは自分」。でも自分ひとりが健康であっても、それは本当の意味での健康とは言えません。「one for all all for one~あなたの元気は自分の元気~」。「暮らしの中でのたすけあい・支えあい」。こんな観点から、医療生協は「明るいまちづくり」に力を入れています。多くの方に医療生協を知ってもらい、加入して頂くことで、地域に安心のネットワークを広げていくことができます。「昨日よりも今日が、そして明日が、いっそう意欲的に生きられる」という健康観をくらしの中で実現するために、いろいろな組合員の活動があります。「安心・安全にくらせる社会について学ぶ」ことは、大切な組合員活動です。

今年の医療生協かながわ社会保障学校は、第1回:「プラスチック問題と私たちができること」。第2回:「新型コロナウイルス感染症に対応した戸塚病院の実際」、そして今回の第3回、「助け合い、つながり合う、医療生協の未来」と進めています。

県生協連は第1回に続き講師としてお手伝いし、Zoomによるオンライン参加者や会場参加と一緒に考え合い、医療生協の活動への確信を深めました。

名称 医療生協かながわ第3回社会保障学校
◯◯◯ 2020年12月17日(木)14時~16時
参加形態 Zoomによるオンライン参加と会場参加
会場 医療生協かながわ 戸塚診療所 2階 大会議室
参加者 19名(組合員、職員)
テーマ 「助け合い、つながり合う、医療生協の未来」
司会 守屋 隆雄 医療生協かながわ常務理事
講師 石田 昌美 県生協連統括マネージャー 補助者1名

内容:

パタカラ体操
ウクレレ伴奏しながらの指導:守屋 隆雄 医療生協かながわ常務理事

講演
「助け合い、つながり合う、医療生協の未来」
~自分の医療生協かながわとの出会いを振り返りながら、みんなで考える医療福祉生協の素晴らしさ~

  • 医療福祉生協のどこに惹かれるのか
  • 皆で考えよう、創立の原点
  • 他の医療機関と何が違うのか
  • 「『自助、共助、公助』そして絆」のまやかし
  • コロナ禍でのつながり方

講師:
石田 昌美 神奈川県生協連統括マネージャー ほか補助者

ハーモニカ演奏:
吉宇田 暉久さん

◎パタカラ体操

“生きる力”は、「食べる力」。“食べる力”は「咀嚼力」・「嚥下力」。

「パタカラ体操」は発声しながら口を動かす、「口の体操」です。「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発声するため、「パタカラ体操」と呼ばれます。

高齢になると、口の筋肉や下の動きが弱まるため、嚥下機能(飲み込む力)が低下し、食べ物を誤嚥してしまうことがあります。「誤嚥性肺炎」は、誤嚥により食べ物が気管に入り、肺が炎症になることが原因で起こります。そこで、「パタカラ体操」を取り入れることにより、口や舌の動きが鍛えられます。食べ物を上手く飲み込めるようになれば、誤嚥性肺炎を防ぐこともできます。