福祉クラブ生協で職員のSDGs研修を実施

2021年01月30日

福祉クラブ生協では、本人の意志に基づいて選択できる教育メニューの幅を豊富化し受講を高める目的で、学習経過や学習効果が見えやすい集合教育を実施しています。

今回の研修テーマのSDGsは持続可能な開発目標として17のゴールが示されています。コロナ禍の状況において、ウイルス感染に目が行きがちですが、社会問題(差別やDVなど)は、SDGsを包括的に取り組むことでインパクトを軽減できるのではないでしょうか。持続可能な社会を築いていくために何をすべきか、今こそ問われていると思います。

コロナ禍であっても、いや、コロナ禍だかれこそ、17のゴールに向けて社会をつくり・変えていけるように、福祉クラブ生協の活動・自分たちの業務との関わりを学ぶ、そんな思いで研修は持たれ、県生協連は運営に協力しました。県生協連のSDGs研修支援は、今回で14回(うち会員生協外は5回)となりました。

SDGs研修としては初めての5会場に分かれてのオンラインセミナーは、講義と個人ワークの組み合わせで行いました。個人ワークのテーマは、「このコロナ禍で気が付いたこと・問題だな・いいなと思ったことは?」です。

2015年9月の国連総会は「われわれの世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を17項目に及ぶ「持続可能な開発目標」として決議しました。貧困・飢餓・気候変動など人類・地球全体が直面する問題を解決し、「持続可能」な世界を実現するために。2030年までの達成をめざして世界各国で取り組みがすすめられています。

生協をはじめとする協同組合は、これまでも貧困や飢餓などの問題に取り組んでおり、国連によりSDGsを達成するために重要なステークホルダーの一つとして位置づけられています。ICA(国際協同組合同盟)はもちろん全世界の協同組合が総力を挙げてSDGsの達成に向けて取り組むことを奨励していますし、日本政府の「SDGs実施指針」にも、「協同組合」が明記されています。

日本では、経済最優先社会がもたらす歪は格差・貧困をさらに広げ、平和をも脅かしています。協同組合は、私たちが願う持続可能な社会を実現するために、協同する力で共感を広げ、参加をふやし、くらしや地域から発信していくことが大切です。

私たちが生活の中で問題を発見し、仲間と一緒に考え、つながりを拡げて行動を起こせば、この社会は必ず変えることができます。

このコロナ禍で気がついたこと・問題だな・いいなと思ったことは? 誰も置き去りにしない

一人ひとりの小さな行動が世界を変える大きな力に! 私たちがSDGsび取り組む視点

 

名称 自己啓発支援職員集合研修
日時 2021年1月29日(金)17時~18時10分
会場 福祉クラブ生協きらり港北会議室、日吉センター会議室、初山センター会議室、
鎌倉センター会議室、藤沢センター会議室
形態 5会場に分かれてのオンラインセミナー
研修テーマ 福祉クラブの活動と「SDGs:持続可能な開発目標」との関わりについて
参加者 21名 福祉クラブ生協、神奈川県生協連
講師 石田 昌美 神奈川県生協連 統括マネージャー