2月の最終水曜日を、いじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表す1日としよう。
ある日、ピンクのポロシャツを着て登校した少年が「ホモセクシャルだ」といじめられました。それを聞いた先輩2人が50枚のピンクシャツを購入、インターネットで「明日、一緒に学校でピンクのシャツを着よう」と呼びかけました。翌日学校では呼びかけに賛同した数百名の生徒がピンクのシャツや小物を身に着けて登校。学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなったそうです。
このエピソードはSNS等で世界中に広まり、今では70カ国以上でいじめに反対する活動が行われています。カナダで最初にこの出来事があった日が、2月の最終水曜日でした。それ以降、2月の最終水曜日に私たちもいじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表す1日としています。
ピンクシャツデー運動は、現在、180以上の国と地域に広がっています。
ちがうことはあたりまえ。ちがうことは大切な個性。
だからこそ、たがいを認め合う神奈川に。共に生きる神奈川に。
2018年、神奈川県内では、他の人の尊厳や命を踏みにじるような凄惨な事件が相次いでいました。すでに世界的な運動となっていたピンクシャツデー運動を、身近なところから広めていくことによって、「子どもや若者が生きる喜びと未来への希望を育める神奈川」になることを願い、県内の企業、団体、有識者からなる「ピンクシャツデー2018 神奈川推進委員会」を立ち上げました。
寄付協賛を募り「いじめストップ!」を呼びかける活動を開始すると、全国初の行政・企業・団体・NPOがつながる一大キャンペーンとなり、その様子は、NHKなどのテレビ番組や新聞各社で取り上げられ、想像以上の広がりとなりました。
2018年以降も、毎年2月のピンクシャツデー月間には、県内各所で地元の方々や行政と協力して、啓蒙イベントやチャリティ活動を開催しています。子どもたちの未来のために、さまざまな垣根を越えて繋がり、ピンクシャツデー運動を神奈川県内に定着させていきたいと思っています。
運動に参加し「いじめストップ!」を呼びかけています。
神奈川県生協連は、2018年より毎年この取り組みに賛同しています。
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ピンクシャツデー運動とは – ピンクシャツデー in 神奈川