2021年神奈川県消費者のつどい
2021年03月13日
「プラスチックゴミと私たちのくらし」
~安心してくらせる持続可能な社会を子どもたちに~
~安心してくらせる持続可能な社会を子どもたちに~
神奈川県消費者のつどいは、1974年以来、県内消費者の学びの場、交流の場、発信の場として開催してきました。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により残念ながら中止となりましたが、今年はオンラインを活用し、「プラスチックごみと私たちのくらし」をテーマとして開催しました。
私たちのくらしのあらゆる場面で使われているプラスチック製品。便利である反面、世界で年間800万トンのプラスチックごみが海洋中に放出されており、このままいけば2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚類の重量を上回るとの試算もあります。さらに海洋中のマイクロプラスチックは生態系や人体へ深刻な影響を与えることが懸念されています。
温暖化にも影響を与えているプラスチックの現状とその影響、どうしたらプラスチックを減らして持続可能な社会を創っていけるのかについて考える場として企画しました。
開催日 | 2021年3月4日(木) 10:00~15:00 |
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開催方法 | オンライン開催(zoom使用) |
テーマ | 「プラスチックごみと私たちのくらし ~安心してくらせる持続可能な社会を子どもたちに~」 |
主催 | 2021年消費者のつどい実行委員会(荒井彩委員長) |
参加者 | 午前の全体会154名、午後の分科会28名 |
内容
全体会
司会
今井里香さん(ユーコープ)
実行委員長挨拶
荒井 彩さん(パルシステム神奈川)
来賓挨拶
林 眞由美さん(神奈川県くらし安全防災局消費生活課課長)
講演
高田秀重さん(東京農工大学教授)
事例報告
五十嵐 実さん(湘南クリーンエイドフォーラム代表)
分科会
テーマ
「私たちのくらしに役立つ標準化」
運営団体
コンシューマーズかながわ
報告
有田芳子さん(コンシューマーズかながわ・主婦連会長)
※2つの分科会を予定していましたが、「くらしの中の危険と損害保険」(運営団体:消費者支援かながわ)は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。
■実行委員会団体(12団体)
神奈川県建設労働組合連合会主婦協議会、神奈川公団住宅自治会協議会、神奈川県母親連絡会、コンシューマーズかながわ、新日本婦人の会神奈川県本部、生活協同組合ユーコープかながわ県本部、生活協同組合パルシステム神奈川、NPO法人消費者支援かながわ、NPO法人神奈川県消費者の会連絡会、労協センター事業団神奈川事業本部・神奈川県生活協同組合連合会、神奈川県消費者団体連絡会
■協賛いただいた皆さま
生活協同組合うらがCO-OP、神奈川高齢者生活協同組合、福祉クラブ生活協同組合、 生活クラブ生活協同組合・神奈川、全日本海員生活協同組合、富士フイルム生活協同組合、神奈川県労働者共済生活協同組合、川崎医療生活協同組合、神奈川北央医療生活協同組合、医療生協かながわ生活協同組合、㈱コープライフサービス、中央労働金庫神奈川県本部、神奈川県商工団体連合会、㈱グリーンピア、鎌倉消費者連絡会
■後援:
神奈川県、川崎市、横浜市経済局、相模原市
参加者からの感想
- マイクロプラスチックが海の生物に影響を与えていることは知っていましたが、食物連鎖を通して私達にも影響がある事ことが分かりました。焼却炉の建設、運転費用まで考えたら、プラスチック容器は安い物ではないことや、プラスチックを埋め立てた土壌から添加物が川や地下水を汚染している事を知り、リデュースを心がけたい気持ちが強くなりました。
- マイクロプラスチックという言葉は聞いたことがありましたが、それらが人に与える影響については今回の講演を聞いて初めて理解できました。
- 高田先生の話は淀みなく、大変分かり易かった。内容も難しくなく、自分たちの生活に結び付けられる内容となっていた。今後も世界や日本のプラスチックに対する規制の動きや私たちができる対処法など、新しい情報を定期的に聴きたいと思った。
- 五十嵐さんのように、学び、知り、感じた事を行動に移せるように勇気を持ちたいと思いました。娘、孫の世代にも、美しい地球と日本を感じてもらいたいので!
- 講演と一緒に、実際に行動している方のお話を聞くと、より一層心に響きました。
- 五十嵐さんの話は地元の川や海のことがわかり、とても興味深かった。
- 今回オンライン企画のおかげで気軽に参加する事が出来ました。
- オンライン開催、本当にありがたく、来年からも続けて欲しいです!分からないことは PCで調べながら講演を聞くことができ、また移動時間を削減できるため、気軽に参加する事が出来ます!皆さん、模索しながらの開催で大変だったと思います。本当にありがとうございます!