2020年度第2回監事研修会報告

2021年03月31日

生協がこれからも社会的責任を果たし消費者や地域社会の期待に応えるためには、研鑽を積み重ねることが必要です。監事研修会は、監査機関である監事の理事会に対する牽制機能を強化すること等により、組合内部における効率的で健全な法人経営を可能とするシステム(ガバナンス)を強化する一助として、神奈川県生協連では毎年、県生協連会員外にも広く呼び掛けて開催をしています。
今年度は前年度の第4四半期から続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大のため、生協の事業や運動も大きな影響を受けており、運営上の様々な試行錯誤が重ねられています。生協ガバナンスの一翼を担う監事の皆さまもこれまでにない経験もされ、生協の事業運営についての問題意識も膨らんでいます。
今回は日本生協連の土屋さんと相談し、2月17日の生活クラブ生協対象研修会並びに2月18日の医療生協監事交流会に引き続き新しいやり方で企画し交流を行いました。県生協連のHPに載せている監事研修会資料(動画とPDF資料)は監事だけではなく理事にもぜひ学習に活用して頂きたい資料です。
冒頭、石田昌美統括マネージャーより、①この間の関係法令等の改定について、②生協運営の基本である定款通りの運営の重要性について、提起を受けて研修会を始めました。

日時 2021年3月31日(水) 14時00分~15時00分
開催方法 リモート開催(事前にYouTubeを使った学習講演の視聴及び研修会資料を読んだ上で、質問事項や意見交換したいことをまとめておき、当日オンラインで講師と質疑及び意見交換を行い深める)
参加者 18名(質疑・意見交換参加7名)
横浜市民共済生協、神奈川県民共済生協、神奈川高齢者生協、パルシステム神奈川、ユーコープ、ナチュラルコープ・ヨコハマ、相模原市職員生協
日本生協連:土屋良一さん、井藤康治さん
神奈川県生協連:石田昌美、大内信也
研修テーマ 「会計監査・期末監査と監査報告作成のポイント」
講師 土屋 良一さん 井藤康治さん 日本生協連 総合マネジメント本部 法務部

内容:

(1) 指導検査における指摘事項について 他
(2) 会計監査・期末監査と監査報告作成のポイント

次第:

司会:
石田 昌美 県生協連統括マネージャー
冒頭の提起:
石田 昌美 県生協連統括マネージャー
講師からの提起:
①職責をどう果たしていくか ②会計監査について 善管注意義務を果たす。数字の変化には質問をして確認をする。③監事監査規則について ④内部統制 ルールを作ったら守る なかったら作る。

質疑応答と意見交換:

  • 理事会のテレビ会議での開催状況の報告と課題共有、助言
  • コロナ渦での現場監査の状況ついて報告と課題共有、助言
  • 昨年の総代会の状況と今年の考え方について報告と課題共有、助言
    まとめの助言:土屋 良一さん 日本生協連 総合マネジメント本部 法務部
  • 6回目の実態調査が7・8月に行われる。
  • 今年度の監査活動はコロナ禍で工夫して行われている。ひな型通りではなく変化があって良い。