「かながわ協同組合のつどい」を開催しました

2021年08月12日

県内84の協同組合・関係団体で構成する「かながわCo-ネット」(神奈川県協同組合連絡協議会)では、「かながわ協同組合のつどい」を、8月2日にオンラインで開催し、46団体から170名が参加しました。

今回のつどいは、2021年12月に開催される第33回ICA(国際協同組合同盟)世界大会のテーマ「協同組合のアイデンティティを深める」に基づき、誰一人取り残さない持続可能な地域社会づくりに向け、私たち協同組合のあり方をあらためて確認することを目的に開催されました。

つどいでは、かながわCo-ネット事務局が作成した「フードバンクかながわの活動と非営利協同組織との連携」の動画を視聴した後、かながわCo-ネットアドバイザーの田中夏子先生から、課題提起が行われました。田中先生からは、「アイデンティティ」を深めることの意味は、私たちが活動している現在の社会で協同組合であることの存在意義を再確認することであるとされ、市場化と利潤追求のもとで私たちのいのちやくらしに直結する「社会的公共財(コモンズ)」が縮小されている中で、「もっとも大変な人々」と結びつき、地域の課題を共同で解決していくことが求められていると課題が提起されました。

その後、昨年12月に成立した労働者協同組合法のもとで、地域課題の解決に向けて協同労働への期待が増している状況をふまえて、労協法と協同労働という働き方について、ワーカーズコープセンター事業団神奈川事業本部 尾添良師本部長と神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会 井上浩子専務理事より、報告いただきました。

「かながわ協同組合のつどい」開催概要

テーマ 「今こそ協同組合のアイデンティティを深めよう」
主催 かながわCo-ネット(神奈川県協同組合連絡協議会)
日時 2021年8月2日(月)13時~15時20分
開催
方法
開催方法:オンラインでの開催(zoomを使用)

 

内容:

司会  :神奈川県生活協同組合連合会 庭野 文雄 専務理事

開会挨拶:かながわCo-ネット共同代表 神奈川県農業協同組合中央会 大川 良一会長

動画視聴:「フードバンクかながわの活動と非営利組織との連携」

課題提起:「協同組合のアイデンティティをいま改めて考える」

~共有財の破壊にどう立ち向かうか~
長野県高齢者生協理事長/農園Vento e Terra(風と土)園主
田中 夏子 氏

報告  :「労協法成立とこれからの協同労働のアイデンティティ」

ワーカーズコープセンター事業団神奈川事業本部 本部長 尾添良師 氏
神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会 専務理事 井上浩子 氏

閉会挨拶:かながわCo-ネット共同代表 神奈川県生活協同組合連合会 當具 伸一 会長理事

参加者: 46団体、166名

農協関係:JA横浜、JAセレサ川崎、JAよこすか葉山、JAさがみ、JA湘南、JAはだの、JAあつぎ、JA県央愛川、JAかながわ西湘、JA相模原市、JA神奈川つくい、JA神奈川県信連、JA全農かながわ、JA共済連神奈川、JA神奈川県厚生連、JA神奈川県中央会

漁協関係:神奈川県漁連、平塚市漁協

森林組合関係:神奈川県森林組合連合会

生協関係:うらがCO-OP、ユーコープ、パルシステム神奈川、生活クラブ生協、こくみん共済coop、神奈川県生協連

働き方の協同組合:労協センター事業団神奈川事業本部、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会、ワーカーズ・コレクティブ協会、企業組合ワーカーズコープ・キュービック

関係団体:JA神奈川情報センター、かながわ生き活き市民基金
アドバイザー、ゲスト等:東京農業大学、長野県高齢者生協、一橋大学、國學院大學、フードバンクかながわ、農林中金総合研究所、(JCA)日本協同組合連携機構、JA新潟中央会、JA静岡中央会、JA群馬中央会、JA東京中央会、北海道ワーカーズ・コレクティブ連絡協議会、神奈川機関紙印刷所、生活クラブ東京、全州大学