2018年度神奈川県生協連 役員視察研修

2019年04月15日

神奈川県生協連では、全国の先進生協・地域などの事例に学び、今後の事業や活動に生かすことを目的に会員生協役員による視察研修を毎年実施しています。2018年度は北海道を訪問しました。昨年9月6日に発生した北海道胆振地方中東部を震源として発生した地震のため、一旦は9月予定の研修を中止としましたが、北海道生協連のご協力により改めて日程調整をしていただき今回の研修が実現しました。大変有意義な2日間の研修でした。

2018年度役員視察研修の目的

(1)北海道生協連より北海道内生協のこの間の状況、「まる元」をすすめてきた経過と取り組みを学ぶとともに、「まる元」の実践的な取り組みを学びます。

(2)コープさっぽろの社会貢献事業、事業戦略について学び、今後に生かします。

「まる元」とは

健康運動指導士の資格をもった専門家が地域に住んで、毎週1時間、年間48週運動教室を提供。無理なく、楽しく、安全に、アタマとカラダを「科学的」に刺激して、快適に日常生活を送れる認知力と体力を高齢者にプレゼントする取り組み。NPOとコープさっぽろ、北翔大学による協働事業によって民間の約5分の1程度の費用で高いクオリティの運動指導を提供。

6年以上の実績をもつ「まる元」は、認知症予防と、元気な高齢者による積極的な介護予防事業への参加プログラム「ゆる元」を用意している。これらは、北翔大学から全面的にバックアップを受けており、北翔大学は全国に先駆けて、大学を挙げて認知症予防の知識とスキルを持つ人材の育成を進めている大学。「まる元」は、行政と力を合わせて、軽度認知障害(MCI)をもつ高齢者や歩行に困難を感じ始めた高齢者を早期に発見し、専門家による運動教室と元気な高齢者の運動普及活動(「ゆる元」)をとおして、地域の健康寿命を延ばすことに貢献する。

 

日程 2019年4月8日(月)~9日(火)

内容

4月8日

・ 北海道内生協のこの間の状況、「まる元」を進めてきた経過と取り組みについて学ぶ

北海道生活協同組合連合会 事務局長 川原 敬伸さん

北海道内の動きとして福祉問題を総合的に考えてすする背景には世界情勢や地域ニーズの分析を行うことで「組合員の生活向上に貢献することそのものである」と自信と誇りを持ってすすめていることがわかりました。生協中心の押しつけではなく、行政・諸団体とは平等な協働と連携関係の大切さを学びました。

・ 「まる元」の取り組みについて学ぶ

NPOソーシャルビジネス推進センター 理事長 相内 俊一さん

「まる元」の仕組みはひとつの生協で真似できるものではなく、NPOと北翔大学で訓練・研修を受け健康運動指導士の資格を持つコープさっぽろの職員が安全・安心・科学的な運動指導を行うといった、正に協働の力でつくりあげられていることを学びました。

・ 「まる元」体操を体験する

NPOソーシャルビジネス推進センター 健康運動指導士 岡 恵さん

生活協同組合コープさっぽろ まる元事務局 吉田 洋一さん

理事長相内俊一さんより「まる元に参加した人が笑わずに帰ることはできない」と言われたとおり、運動を体験する神奈川の役員はミスをすると笑ってごまかしていました。体力と頭を使い、笑顔も絶えない運動を体験しました。

・ 交流会

コープさっぽろ:組織本部長 横澤 秀明さん、組合員活動部部長 高口 雅晴さん、まる元事務局 吉田 洋一さん

NPOソーシャルビジネス推進センター:理事長 相内 俊一さん

北海道生協連:専務理事 平 昭治さん、事務局長 川原 敬伸さん、事務局 松本 克博さん

 

4月9日

・コープさっぽろの社会貢献事業、事業戦略について学ぶ

生活協同組合コープさっぽろ 専務理事 中島 則裕さん

コープさっぽろの活動・取り組みの事例について学ぶ

生活協同組合コープさっぽろ 組合員活動部部長 高口 雅晴さん

1998年に経営破たんを経験し、日本生協連からのトップ派遣と資金投入を受け経営再建を果たし、その後の10年は恩返しの10年にしようというところから毎年テーマを決めて社会貢献事業とソーシャルビジネスに取り組んできたお話しをうかがいました。2018年年度のスローガンは「もっと地域でできることを考える」とし、新たに地域政策室を立ち上げて50市町村と定期協議するという目標のもと、63の自治体を訪問したお話しをうかがいました。自治体も15分程度の面談では本年が出ないため、どの自治体でも1時間は辛抱強く滞在をして本音を聞きだすという中島専務のお話しからも「自治体が抱える問題・本音を聞きだし、コープさっぽろで何が応援できるだろうか」という視点で取り組まれていました。北海道生協連川原事務局長のお話しにあるように、それぞれの組織がウィンウィンの関係づくりをすすめており、徹底して「連携」に取り組むお話しと事例を学ばせていただきました。

コープさっぽろ ほんどおり店見学

参加:7生協20名
ユーコープ、パルシステム神奈川ゆめコープ、生活クラブ生協、福祉クラブ生協、全日本海員生協、富士フイルム生協、神奈川県生協連。
今回ご対応をいただきました北海道の皆さまに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

研修の様子:

<1日目>





<2日目>