かわさき生活クラブ生協でSDGs研修会

2019年07月19日

~SDGsを自分たちの活動に引き寄せて~

生活クラブでは、今を生きる私たちと未来の子どもたちのいのちとくらしを守ることを第一と考え、市場の問題に対案を示し、消費する力=買わない力を結集して問題解決を図ってきました。それが食、エネルギー、ケア、ワーク(働く)= FEC+W自給圏づくりであり、生活クラブ運動の大きな柱です。

日本では、経済最優先社会がもたらすひずみは格差貧困をさらに広げ、平和をも脅かしています。今こそ協働する力で私たちの望む社会を築くために、共感を広げ、参加をふやし、くらしや地域から発信していくことが大切です。私たちが生活の中で問題を発見し、仲間と一緒に考え、つながりをひろげて行動を起こせば、社会を変えることができます。

「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals、SDGs)とは、持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる、国連の開発目標です。貧困・飢餓・気候変動など人類・地球全体が直面する問題を解決し、「持続可能」な世界を実現するために。2030年までの達成をめざして世界各国で取り組みがすすめられています。

生協をはじめとする協同組合は、これまでも貧困や飢餓などの問題に取り組んでおり、国連によりSDGsを達成するために重要なステークホルダーの一つとして位置づけられています。ICA(国際協同組合同盟)も全世界の協同組合が総力を挙げてSDGsの達成に向けて取り組むことを奨励しています。日本でも、政府による「SDGs実施指針」に協同組合が明記されています。このように、SDGsの達成において協同組合が果たす役割に、国内外で大きな期待が寄せられています。

神奈川県生協連では会員生協等の、SDGsの学習・研修支援をすすめています。この間昨年では、藤沢市生協運営協議会(6月29日)、かわさき生活クラブ生協(10月25日)、医療生協かながわ(10月30日)、福祉クラブ生協(12月1日)、今年になってからは日本医療福祉生協連2030年ビジョン策定プロジェクト(2月2日)、(企組)ワーカーズコープ・キュービック(2月13日、2月16日)、NPOかながわ総研(6月8日)、そして今回となります。かわさき生活クラブ生協では2回目の開催です。

日時 2019年7月18日(木)10時~11時30分
会場 かわさき生活クラブ生協 高津センター 3階 川崎市高津区宮前台2-1-1
講師 石田 昌美 神奈川県生協連統括マネージャー
開催
目的
SDGsについて学び、生活クラブの理念、活動とSDGsとの関連に気づき、地震を持って活動を行えるようにする。
活動参加の声かけに活かす。
参加者 34名(かわさき生活クラブ生協、神奈川県生協連)
欠席者 アイスブレイク、講義、個人ワーク、5グループでのワーク、全体で共有