ユーコープ片倉店で健康チェック 〜組合員による組合員のための健康チェック〜

2020年02月11日

「健康」はすべての人の願い。神奈川の生協では、健康づくりを「神奈川まるごと健康づくり」として推進しています。

神奈川まるごと健康づくりの健康づくりリーダー養成講座を修了した皆さまにより、ユーコープ片倉店(横浜市神奈川区)のご協力で、片倉店としては6回目となる健康チェックを行いました。

最近よく耳にするフレイルという言葉は、「老化に伴うさまざまな機能の低下(予備能力の低下)により、疾病発症や身体能障害に対する脆弱性が増す状態」のこと。フレイルは、早く介入(治療や予防)して対策を行えば、元の健常な状態に戻る可能性があります。フレイルを予防するための重要なポイントは「栄養(食・口腔機能)」「運動」「社会参加」とされています。

東京都健康長寿医療センター研究所による、群馬県の一地域の高齢者約1,500人を平均7年(最大12年)追跡し、フレイル、メタボリックシンドローム等の諸因子による、自立喪失(要介護発生または死亡)のリスク上昇の程度をみた研究で、フレイルが日本人高齢者の中長期的な自立喪失(要介護発生または死亡)の有意の危険因子であることが報告されています。同時に高齢期のメタボリックシンドロームは、その後の自立喪失には影響を及ぼしていないことも報告されました。フレイルを予防することは大変重要です。

年に一度は健康診断を受診し、結果を受けて自分の改善目標を作り、実践し、また翌年、検診を受診するという「健康のサイクルに取り組む」ことは健康づくりの土台です。「健康チェック」や秋の「健康チャレンジ」をこのサイクルの中で役立てていくよう呼び掛けています。

この取り組みは、日本コープ共済連の助成を受けて実施しています。

 

日時 2020年2月9日(日)12時~15時
会場 ユーコープ片倉店 横浜市神奈川区片倉町1-16-3 店長:柳原健太郎

健康チェックの参加者 33名

新規15名:男5名(43歳~89歳)、女10名(28歳~81歳)
再18名:(男4名、女14名)

測定者:健康づくりリーダー養成講座修了者9名(ユーコープ、県生協連)

測定項目:体重、BMI、体脂肪率、筋肉量、体内水分量、基礎代謝、血圧、ストレス・リラックス度、血管年齢、握力、足指力

測定使用機器:血圧計、ストレス計、体組成計、握力計、足指力計


◎健康づくり支援企画の背景(共有する生協の使命と価値)

  • 予測の困難な数十年後の未来について確実に予測できるのが、超高齢・少子・人口減少・単身社会の到来です。この社会においては元気な高齢者が地域のくらしの担い手となっていきます。また、生協組合員や共済加入者においても今後ますますの高齢化が予想されます。
  • この情勢の変化から、組合員・加入者の健康づくりに取り組み、健康寿命を延ばしていくことは、ふだんのくらしを豊かにする生協・共済の社会的使命であり、大きな事業課題といえます。
  • 「健康」は「安全・安心」と並び、生協グループが大切にしていきたい価値のひとつです。共済事業だけでなく購買事業や組合員活動、福祉事業や医療生協等とも協同しながら、さらには他団体や行政とも協力しながら、生協グループは健康づくりによっても地域社会に貢献していきます。