日本生協連 第70回通常総会 開催報告

2020年07月03日
日本の生協の2030年ビジョン採択などの全議案を可決しました

日本生協連は、2020年6月12日、コーププラザ(東京都渋谷区)で第70回通常総会を開催しました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年度の通常総会は書面での出席を代議員に呼びかけ、総会代議員定数660名に対し、660名(実出席5名、委任出席0名、書面出席655名)の出席でした。日本の生協の2030年ビジョン採択や2019年度事業報告・決算、2020年度事業計画・予算などの8議案全てが賛成多数で可決されました。

開会にあたり、日本生協連 本田英一代表理事会長は、新型コロナウイルス感染症は、またたく間に全世界に拡大し、広範かつ深刻な影響が進行しており、全国の生協で、想定外の事態が続く中でも、組合員の期待に応えるために日々奮闘していることについて感謝の意を表し、これからも引き続き、全国の生協が力をあわせ、組合員のくらしを支え、危機を乗り越えていく決意を述べました。また、「つながる力で未来をつくる」をメッセージとする日本の生協の2030年ビジョンに向けた新たな挑戦の10年へと一歩を踏み出すことに関して、全国の生協で連帯の力を強め、課題達成に向けて取り組むことを呼びかけました。

今年度は来賓招待も中止しましたが、厚生労働大臣 加藤 勝信様をはじめ、各政党、ICA、友誼団体から、多数の祝電やメッセージをいただきました。

議案提案後の全体討論では、19の生協から文書での発言があり、そのうち6名の代議員からは文書に加えてビデオでの発言も行われ、発言の様子を動画で配信しました。ある生協の代議員からは平和のテーマについて、原爆投下から75年、NPT発効から50年という節目の年で、ヒバクシャ国際署名など全国で取り組みが活発になっていただけにNPT再検討会議の開催の延期は残念なことであったが、新型コロナウイルス感染症拡大の下で多人数が集合して行う活動も難しいなかでも、新たな形を見つけて発信を続けていかなければならないと発言がありました。そのほか、災害時の募金活動や物資支援、ボランティア支援の取り組みや宅配事業リノベーション、生協の枠を越えて地域の力を高めていこうとする取り組みなど、幅広いテーマで議論が行われました。

日本生協連 本田会長によるあいさつ

日本生協連 本田会長によるあいさつ

日本生協連 嶋田代表理事専務による報告

<議案内容>

第1号議案 日本の生協の2030年ビジョン決定の件
第2号議案 2030年ビジョン第1期中期方針(2020~2022年度)および全国生協の2020年度活動方針決定の件
第3号議案 2019年度事業報告書および決算関係書類承認の件
第4号議案 2020年度事業計画および予算決定の件
第5号議案 定款の一部変更の件
第6号議案 諸規約の一部変更の件
第7号議案 理事(1名)補充選任の件
第8号議案 役員報酬決定の件

☆日本生協連 2019年度決算・財務報告は、こちら

決算関係書類

剰余金処分

子法人等の概況と決算概況