横浜北生活クラブでSDGs研修を実施

2020年11月03日

生活クラブ神奈川は2004年、県内に5つの”地域生協”を設立しました。それぞれの地域生協毎にコモンズ、デポーという組織を主体に組合員が地域で元気に活動しています。
横浜北生活クラブは、横浜市の緑区、青葉区、都筑区、港北区、鶴見区をエリアとしています。この度、SDGsをテーマとする研修を行い、県生協連は運営に協力しました。県生協連のSDGs研修支援は、今回で13回(うち会員生協外は5回)となりました。

研修は、サスティナブル(持続可能性)な社会づくりに向けて、講義と個人ワーク・グループワークを通してSDGsの理解を深め、生活クラブの活動に触れながら、未来の社会のありたい姿にもまなざしを向け、どのようにして「誰一人取り残さない」社会を実現していくか、考えるものとして企画されたものです。

2015年9月の国連総会は「われわれの世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を17項目に及ぶ「持続可能な開発目標」として決議しました。貧困・飢餓・気候変動など人類・地球全体が直面する問題を解決し、「持続可能」な世界を実現するために。2030年までの達成をめざして世界各国で取り組みがすすめられています。
生協をはじめとする協同組合は、これまでも貧困や飢餓などの問題に取り組んでおり、国連によりSDGsを達成するために重要なステークホルダーの一つとして位置づけられています。ICA(国際協同組合同盟)も全世界の協同組合が総力を挙げてSDGsの達成に向けて取り組むことを奨励しています。日本でも政府による「SDGs実施指針」に、協同組合が明記されています。

日本では、経済最優先社会がもたらす歪は格差貧困をさらに広げ、平和をも脅かしています。今こそ協同組合は、協同する力で私たちが願う持続可能な社会を実現するために、共感を広げ、参加をふやし、くらしや地域から発信していくことが大切です。

私たちが生活の中で問題を発見し、仲間と一緒に考え、つながりを拡げて行動を起こせば、この社会は必ず変えることができます。

日時 2020年10月27日(火)10時~11時35分
会場 生活クラブくらしてらす 3階
横浜市青葉区市ヶ尾町1161-8(1階:市ヶ尾デポー)
参加者 23名 横浜北生活クラブ21名、運営側2名
研修内容 「SDGsの視点を学ぶ~私たちの活動に引き寄せて~」
講師:石田 昌美 神奈川県生協連 統括マネージャー