アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に抗議します

2021年01月25日

アメリカ合衆国
ジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア大統領閣下

アメリカ合衆国における臨界前核実験実施に抗議します

貴国が、2020年11月に、ネバダ州で臨界前核実験を実施したことに厳重に抗議します。
私たちは、核兵器廃絶と被爆者援護を共通の願いとして、被爆者とともに平和を求める活動をすすめてきました。核兵器を廃絶し、恒久平和を実現することは、唯一の戦争被爆国である日本国民の悲願であり、また基地県である神奈川県民の強い願いです。
本年1月22日に核兵器禁止条約が発効しました。今、世界は核兵器の廃絶に向けて大きな一歩を踏み出したところです。

貴国の今回の核実験は、核兵器廃絶を願う世界の人々の期待を裏切るものであり、国際社会の動きに逆行するものです。私たちは、世界で最初に核兵器を人類の頭上で爆発させた貴国こそが、世界に先駆けて核兵器廃絶の行動に立ち上がる責務があると考えます、核兵器は人類の歴史を終わりにしかねないものであり、人類と核兵器は共存できません。
今回の貴国の核実験に強く抗議するとともに、核実験および核開発につながるすべての行為を中止し、「核兵器のない平和な世界の実現」の実現に向けて率先して取り組まれることを強く求めます。

神奈川県生活協同組合連合会
代表理事会長 當具 伸一