2021年度活動のまとめ

消団連 2021年度活動のまとめ

2021年度方針

1. くらしや平和の諸問題を学び、消費者の立場から発信し、活動を進めます。

(1) くらしや平和の諸問題について、計画的に学習をすすめます。

①幹事会の中で学習会の内容を充実させていきます。オンラインを使用した学習会や公開の学習会も企画し、活動を広めます。
②「かながわ食の安全・安心基本指針」の進捗及び「神奈川県食品衛生監視指導計画」について学び意見を表明します。

(2) 消費者の立場から積極的に発信し、活動の具体化を行います。

①くらしや平和の諸問題に対して消費者の立場から意見表明や活動の具体化を進めます。また、消団連として委嘱されている審議会等においても意見表明を行います。
②消費者行政との連携も進め、共同の取り組みを行うとともに、消費者行政の充実・強化に取り組みます(消費者月間の取り組みや食育フェスタなど)。
③他の消費者団体等と連携した活動を強めます。

(1)幹事会で計画的に学習を進めました。可能なテーマについては、公開の学習会として、全国消団連等を通じて参加の案内を行いました。

5月13日
「デジタル化の進展と個人情報、監視、管理社会」
清水 雅彦先生(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授・憲法学)
6月10日
「デジタル関連法・デジタル庁の問題点と今後の課題」
三木 由希子さん(情報公開クリアリングハウス理事長)
7月 8日
「保険でより良い歯科医療を」
二木 哲先生(神奈川県保健医協会理事)
10月 7日
「地方消費者行政調査の結果について」
城田 孝子 弁護士
11月11日
「障害者家族の老いる権利」
田中 智子先生(仏教大学社会福祉学部教授)
12月9日
「ゲノム編集食品の安全性について」
印鑰 智哉さん
1月13日
「コロナ禍で明らかになった格差と貧困 誰もが安心して暮らせる社会に向けて」
瀬戸 大作さん(一般社団法人反貧困ネットワーク)
2月10日

「食品表示と食の安全を考える学習会」

  • 「知っておきたい新たな食品表示と食の安全」
    森田 満樹さん
  • 食の安全安心行動計画(案)/食品衛生指導計画(案)
    神奈川県保健福祉局生活衛生部生活衛生課食品衛生グループ
3月10日
「憲法改正するとどうなっちゃうの? どうすればいいの?」
太田 伊早子さん
4月14日
「かながわ脱炭素ビジョン2050」と、「かながわスマートエネルギー計画」の進捗に関する学習会
第一部:「かながわ脱炭素ビジョン2050」について
第二部:テーマ:「かながわスマートエネルギー計画」の進捗と課題
講 師:神奈川県のご担当者様

➣幹事会の中で学習会を定期的に開催することで、その時々の消費者のくらしや平和の諸問題について学習を深めることができました。自分たちの活動に活かすことができるようなテーマや講師の選定に引き続き工夫が必要です。

➣オンラインを活用することで、講師の選定や参加者の幅も広げることができました。

 

(2)意見交換会

9月 9日
  • 遺伝子組み換え作物をめぐる状況について
  • 神奈川県遺伝子組み換え作物交雑防止条例の概要について
    神奈川県 環境農政局 農政課 農政部 農業企画グループ
    グループリーダー 納富 尚義さん
    副技官      宮崎 玲子さん

 

(3)意見書の提出

4月 7日
特定商取引法・預託法の改正法案における書面交付義務の電子化を認める条文案の削除を求めます
9月20日
第六次エネルギー基本計画(案)に対する意見
10月 7日
「消費者契約に関する検討会報告書」に対する意見
11月 4日
「消費者裁判手続特例法等に関する検討会」報告書についての意見
1月25日
「かながわ食の安全・安心の確保推進に関する指針(5次案)について
2月26日
「令和4年神奈川県食品衛生監視指導計画(案)」への意見
3月 4日
「ロシアによるウクライナ侵攻に強く抗議します」

 

(4)行政の審議会には別紙の通り委員を派遣登録しました。

コロナ禍で未開催の審議会もありますが、下記の審議会が開催され参加しました。

8月27日
神奈川県環境審議会(WEB開催と県庁会議室のハイブリット開催)
10月
第21期第3回消費生活審議会(書面報告)
11月12日
令和3年度かながわリサイクル製品認定検討会(オンライン会議)
11月9日
悪質な訪問販売 撲滅!かながわ宣言の意見交換会(県民センター)
➣神奈川県消団連として34の県の審議会や他団体の委員会等に参加しています。
引き続き消費者の立場からの意見反映や連携を進めていきます。
また、神奈川県消団連の内部でも情報の共有化を進めます。

 

(5)他の消費者団体等の連携

  • 消費者会議かながわが実施した「消費者行政調査の結果」について幹事会で学習会を行いましました。
  • 5月の消費者月間にあわせて、神奈川県消費者の会連絡会と協力して、LPガス価格調査を実施しました。調査結果をもとに神奈川県LPガス協会と懇談会を開催しました。
  • 消費者支援かながわと消費者の会連絡会は、消費者のつどいに実行委員団体として参加いただいています。

 

2021年度方針

2.活動を通じて神奈川県消費者団体連絡会を強めます。

(1) 幹事会を開催し、幹事団体の活動内容や課題の共有化と交流を行い、活動の発展につなげます。
(2) 全国消団連との連携を強めます。

3.神奈川県消費者のつどいに取り組みます。

(1) 県内消費者の学びの場、交流の場、発信の場として「神奈川県消費者のつどい」に事務局として取り組みます。

(1)幹事会を定例開催しました。

  • 新型コロナ感染拡大の影響から、基本的には実参加とオンライン参加のハイブリッド開催としました。
  • 幹事会の場で、幹事団体の活動内容を交流するために、団体紹介と活動紹介を行いました。

(2)全国消団連の理事、全国消費者大会の実行委員を派遣しました。

(3)消費者のつどいについて

神奈川県消費者のつどいは、1974年以来、県内消費者の学びの場、交流の場、発信の場として開催してきました。今年は昨年に引き続きオンラインを活用し、「医療崩壊はなぜ起こったのか」を全体会のテーマとして開催しました。
今後も新しい感染症が発生することが確実だと言われている中、「医療崩壊」がなぜ起こったのか、どう備えたらいいのかをご一緒に考え、安心してくらせる地域社会をつくっていくことを目的に、鹿児島大学の伊藤周平先生から講演をいただき、意見交換を行いました。
●開催日  2022年3月3日(木) 10:00~15:15
●開催方法 新横浜オルタナティブ生活館スペースオルタよりオンライン開催

・実行委員長挨拶
山崎 初美さん(コンシューマーズかながわ)
・来賓あいさつ
関根 真琴さん(神奈川県くらし安全防災局 くらし安全部消費生活課課長)
・全体会司会
渡邉 敬弓さん(生活協同組合ユーコープ理事)
・全体会
テーマ 「医療崩壊はなぜ起こったのか」
講師   伊藤 周平さん(鹿児島大学教授)
参加者 201名(オンライン参加128名、会場参加16名、サテライト57名)
見逃し配信の視聴 143人(4月現在)
・第1分科会 (運営団体 消費者のつどい実行委員会)
テーマ 「コロナ禍における保健所の状況と課題」
講師  石原 昭彦さん(横浜市従労働組合)
田中 美穂さん(横浜市従労働組合)
参加者 40名(オンライン参加30名、会場参加10名)
・第2分科会 (運営団体 NPO法人 消費者支援かながわ)
テーマ 「知って安心! 広告を見る目を養おう」
講師  井尻 靖彦さん(公益社団法人 日本広告審査機構 事務局次長)
参加者 22名(オンライン参加14名、会場参加8名)
■実行委員会団体(12団体)
神奈川県建設労働組合連合会主婦協議会、神奈川公団住宅自治会協議会、神奈川県母親大会連絡会、コンシューマーズかながわ、新日本婦人の会神奈川県本部、生活協同組合ユーコープかながわ県本部、生活協同組合パルシステム神奈川、NPO法人消費者支援かながわ、NPO法人神奈川県消費者の会連絡会、ワーカーズコープセンター事業団神奈川事業本部、神奈川県生活協同組合連合会、神奈川県消費者団体連絡会
■協賛団体(16団体)
生活協同組合うらがCO-OP、神奈川高齢者生活協同組合、福祉クラブ生活協同組合、生活クラブ生活協同組合・神奈川、全日本海員生活協同組合、やまゆり生活協同組合、富士フイルム生活協同組合、神奈川北央医療生活協同組合、医療生協かながわ生活協同組合、神奈川みなみ医療生活協同組合、㈱コープライフサービス、中央労働金庫神奈川県本部、横浜市消費者団体連絡会、㈱グリーンピア、鎌倉消費者連絡会、神奈川県農業協同組合中央会
■後援:
神奈川県、横浜市経済局、川崎市、相模原市