2019年消費者のつどい
2019年神奈川県消費者のつどい 開催報告
子ども達に夢・希望・明るい未来を~誰もが安心して暮らせる社会を~
神奈川県消費者大会は、あの石油パニックそして「狂乱物価」と言われた時代に、自分たちのくらしを守るために、「物価値上げ反対・生活防衛神奈川県消費者大会」(実行委員会を20団体で構成)として、1974年11月16日に横浜公園野外音楽堂で開催されたことが始まりです。以来、毎年「消費者のつどい」はその時代の風を受けながら、県内消費者の学びの場、交流の場、発信の場として開催してきました。
私たちがくらしている社会は、夢や希望が語れる社会でしょうか。広がる格差と貧困、そして拡大する排斥と命の否定。でも、一人ひとりは大切な存在。一人ひとりすべての人に幸せになる権利があるはずです。今回は、子ども達が夢や希望、明るい未来を持っていけるために、私たち大人ができることは何か、一緒に考え話し合う場として企画しました。
参加者の皆さまから、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名(ヒバクシャ国際署名)」と「建設アスベスト被害の全面解決を求める要請署名」も寄せていただきました。ありがとうございます。
日時 | 2019年3月12日(火)10時~15時30分(受付:9時30分) |
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会場 | 横浜駅西口 かながわ県民センター 2階ホール及び各階会議室 |
テーマ | 子ども達に夢・希望・明るい未来を ~誰もが安心して暮らせる社会を~ |
主催 | 2019年神奈川県消費者のつどい実行委員会(今井里香委員長) 神奈川県建設労働組合連合会主婦協議会、神奈川公団住宅自治会協議会、神奈川県母親連絡会、コンシューマーズかながわ、新日本婦人の会神奈川県本部、(特非)神奈川県消費者の会連絡会、労協センター事業団神奈川事業本部、ユーコープ、パルシステム神奈川ゆめコープ、神奈川みなみ医療生協、(特非)消費者支援かながわ、神奈川県生協連、神奈川県消団連 |
参加者 | 午前の全体会337名、午後の分科会260名
神奈川県くらし安全防災局消費生活課、横浜市経済局消費経済課、相模原市市民局消費生活総合センター、(一社)全国消費者団体連絡会 |
保育 | 6名 |
保育依頼 | (特非)セカンドリーグ神奈川 |
取材 | インターネットジャーナル㈱ |
書籍販売 | ㈲いづみ書房 |
アンケー ト提出 |
124名 |
内容
全体会
司会:三井 敦子 神奈川県建設労働組合連合会主婦協議会
実行委員長挨拶:今井 里香 ユーコープ
来賓紹介:
神奈川県くらし安全防災局消費生活課副課長 林 眞由美 さん
横浜市経済局消費経済課課長 山口 敏子さん
相模原市市民局消費生活総合センター 萩原 康秋さん
(一社)全国消費者団体連絡会 事務局長 浦郷 由季さん
来賓代表挨拶:
横浜市経済局消費経済課課長 山口 敏子さん
(一社)全国消費者団体連絡会 事務局長 浦郷 由季さん
基調講演:
元文部科学事務次官 前川 喜平さん
分科会
第1分科会 2階ホール
持続可能な世界を・・・「2030SDGs」カードゲーム
運営:ユーコープ、協力:(一社)イマココラボ
第2分科会 3階303室
子どもの健康 ~心と体そして歯のおはなし~
運営:神奈川みなみ医療生協・神奈川県生協連
第3分科会 3階304室
多様な文化を理解し合って、共に生きる
運営:労協センター事業団、協力:ビビンバネット
第4分科会 3階305室
憲法カフェ
運営:新日本婦人の会神奈川県本部・神奈川県母親連絡会・神奈川県建設労働組合連合会主婦協議会
第5分科会 6階603室
健康チェック 健康はすべての出発点。
運営:神奈川県生協連
第6分科会 6階604室
成人年齢引き下げは何が問題なのか?
~知らなかったでは済まされない!親子で気を付けること。~
運営:パルシステム神奈川ゆめコープ
第7分科会 7階709室
住まいと自然災害
運営:神奈川公団住宅自治会協議会
第8分科会 15階1502室
こんなことをやりました!
運営:内閣総理大臣認定適格消費者団体NPO法人消費者支援かながわ
第9分科会 15階1503室
子ども達に残したいきれいな空や海のために
~知ってた?私たちにできる事!
運営:コンシューマーズかながわ
◎このつどいは実行委員会構成団体のほか、下記の皆さまのご協力を頂きました。
鎌倉消費者の会連絡会、うらがCO-OP、神奈川高齢者生協、福祉クラブ生協、全日本海員生協、富士フイルム生協、やまゆり生協、神奈川県労働者共済生協、川崎医療生協、神奈川北央医療生協、横浜国立大学生協、東都生協、中央労働金庫神奈川県本部、JA神奈川県中央会
◎運営にあたり特にご協力を頂いた皆さま
ユーコープ、富士フイルム生協
頂いたアンケートから
- 現状の問題点を分かり易く理解できた。その為に何をすべきかについて、もう少し触れられるとよかった。
- 教育の話を中心にされましたが、憲法・教育基本法などとても勉強になりました。
- とても楽しくお話ししてくださったので、2時間あっという間でした。
- 法律についてよく知らなかったので、とても勉強になった。憲法は大切だと改めて思った。まだまだ古い考えがあると知ってびっくりした。少しでも自分にできることを考えたい。
- この講演を聞くために来ました。多くのお話しが聞けてよかったです。
- もっとたくさん話を聞きたかったです。
- 道徳が特別な教科とかわり、検定教科書を使い評価が課せられたことをはじめて知りました。型にはめられた子どもが増えることが心配です。
- 色々な視点から今の教育環境や子ども達の状況を教えて頂き興味深かった。
- 子どもに関すること、大人になると忘れていた事など、考えさせられました。
- 子どもを持つ親としてとても勉強になる部分もありましたが、まだまだ成果主義の日本にいると、親としては自由な学校より成果に対して結果を求める学校を望んでしまいます。お話しの通りの世の中になるといいですね。
- 子ども達の現状と今後について、もう少し具体的に話を絞って話を聞きたかったです。
- 憲法・教育法をもとに、現代社会の姿をお話頂き、わかりやすい講演でした。今の教育が現代の子どもたちに合っているのか、を改めて知ることができました。
- 教育の現状と問題点など、多くの事項を学ぶことができ、大変良かった。憲法と教育の関係など幅広い内容で、今後も同様な方向の講演をお願いします。
- 義務教育の義務は、親や国民ではなく、国に対して課せられる物である。個人の尊厳を守る事に対し、現在の政治・政策は対応できていない。教科ではない特別の教科、道徳の導入。
- いろいろな法の表現を引用しながら、人権、教育、尊厳などの話をされ、今まで考えた事がなかった方向から見る事が出来て、興味深かった。長年文科省で働きながら、組織に染まらず、ご自分の考えを持って話され、柔軟な思考を聴くことができて有意義でした。