医療部会 (専務会議)報告

2023年度 第1回神奈川県生協連医療部会(専務会議)

報告主旨

会議報告

  1. 2023年7月28日(金)神奈川エリア専務会議(神奈川県生協連2023年度第1回医療部会)をハイブリッド開催し、委員5名が参加しました。
  2. 神奈川県生協連および医療福祉生協連の活動報告や研修会予定を共有しました。
  3. 各生協から提出された2023年6月累計の経営・組織活動概況報告をもとに、事業・経営・組合員活動の状況について交流しました。
  4. 2023年度関東甲信越ブロック合同専務会議の参加者を確認しました。
  5. 2023年度関東甲信越ブロック運営体制について、高橋勇美専務が運営委員となることを確認しました。
  6. 方針討論集会の日程と会場を次回委員会で決定することを確認しました。
  7. 次回会議は、2023年9月22日(金)15:00~17:00
    実開催を基本としたハイブリッド開催の予定です。
機関会議への上申事項
なし

報告内容

日時 2023年7月28日(金)15:30~17:00
開催方法 ハイブリッド開催(ホスト:神奈川県生協連事務所会議室)
出席 高橋 勇美(医療生協かながわ)、水谷 清一(神奈川北央医療生協)、星野 俊平(川崎医療生協)、秋田 直樹(神奈川みなみ医療生協)、児玉 英憲(福祉クラブ生協)

神奈川県生協連:田中 知巳(専務理事)、相田 祐二(事務局長)、佐々木 陽子(事務局次長)

医療福祉生協連:古舘 直子、島崎 里砂湖

議事の概要

(1)【報告事項】

①神奈川県生協連報告
a. 2024年度予算に向けた県政要望とヒアリング終了報告
b. 2023年度神奈川エリア大学習会報告と2024年度実行委員会結成について
c. 2023年度健康チャレンジ第3回推進会報告
d.平和活動関連
e. 2023年度神奈川県生協大会第2回実行委員会報告
f. 医療部会からの組合員活動委員会副委員長選出について
g. 第4回医療部会(専務会議)の日程について
②医療福祉生協連報告
a. 第13回通常総会報告
b. 2023年度生協強化月間方針
c. 各種研修会・会議のご案内
③生協報告
〇川崎医療生協
▲115,224千円の赤字予算に対し▲15,492千円の赤字となり予算差▲39,068千円。コロナ補助金(9月末まで)を一部含むと7,299千円の黒字。上半期の特徴は、2019年と比較すると外来通院については90%~95%のもどりにしかなっていないこと。4月~5月は看護師不足で病床を一部制限していた。
7月末はコロナ対応の16床が満床状態で、神奈川県が第9波に入ったことを実感。前進面としては健診活動収益。健診保健事業部の立ち上げと営業の成果により前年比110%超過達成。2022年度の脱退者は1200名で、5割にあたる約600名が死亡脱退、3割にあたる360名が病院利用なしで脱退している。
加入の呼びかけを強化している。中長期事業計画を担う管理者の育成を最重要課題として位置づけ、管理者研修の議論をすすめている。
〇神奈川みなみ医療生協
第1四半期の累計経常利益は▲16,538千円で予算差▲5,300千円。累計事業収益は予算差▲15,806千円。診療所群の経常利益は▲6,516千円で予算差▲836千円。介護事業所群の経常利益は▲10,021千円で予算差▲4,463千円。6月~7月は外来通院収益が盛り返してきており、6月は予算超過、7月は計画を超える水準。在宅診療収益は予算を▲1,788千円下回っている。現預金は期首100,000千円あったが、6月末で84,958千円。7月理事会で新規73,500千円の長期借入を提案し、8月実行予定。人材確保は苦戦しており、内定後に辞退となるケースが立て続けにあった。職員制度教育のテーマを医療福祉生協の理念学習とし、全職員(常勤)対象に「みんなで学ぶ医療福祉生協」を活用した研修を検討中。
〇神奈川北央医療生協
第1四半期の経常利益は予算▲315千円に対し▲7,934千円の赤字。入院収益と外来収益は予算達成、前年実績を超過。健診収益は特定健診、後期高齢者健診など回復してきているが2019年水準には届いていない。また、建設関係の健診受診者が減少しており予算未達(前年実績は超過)。例年第2四半期は数字が落ち込むので、対策強化していきたい。組合員増やしでは、事業所の加入が進まない。支部から高齢化で動きが取れない、と報告がある一方で活動が盛んな支部もあるので、支部間の交流を図っていきたい。補聴器に関する学習を開いた。9月1日に月間スタートする予定。人事については、事務幹部の異動・交代を検討している。20床あるさがみ生協病院の診療所転換を検討している。
〇医療生協かながわ
第1四半期の経常利益は予算差▲33,790千円で大幅な予算未達。過去に同時期▲40,000千円以上で年度決算黒字を出したことはなく大変厳しいスタート。主要因は、事業収益が予算比と大きなマイナス乖離▲28,220千円であり、延べ利用者数が予算を大きく下回ったことにある(入院92.7%、外来通院92.6%、在宅訪問98.3%など)。神奈川県医療事業協同組合から特別貸付金200,000千円の短期融資を受ける。全日本民医連と神奈川民医連による「医療生協かながわ経営危機回避と経営再建計画」対策会議が7月中旬に開催された。経営改革推進本部を設置し、病院・診療所・介護・資金繰りほか、以上4グループに分かれて対策を進めている。3年ぶりとなる組合員活動交流集会を3月に開催した。生協強化月間に向けて活動を旺盛にしていく。職員育成室長を再雇用で4月より設置した。
〇福祉クラブ生協
4月~5月の経常利益は6,306千円。福祉事業・施設事業ともに事業高に関しては計画割れをしていたが、人件費や業務委託費等の原価を抑えられたことで収益的には前年比・計画比を上回った。その他の事業収益(共同購入)は停滞したが、福祉事業・施設事業でカバーした。年度末に向けて共同購入事業の拡大が必須。組合員活動については、昨年度はシステム移行に伴い脱退が増加したが、1年経過し落ち着いた。しかし、加入数自体が減少している。4月~6月に組合員拡大キャンペーンを行ったが伸び悩んだ。下期の拡大月間では、9月は情報発信月間、10月に福祉まつりの開催、11月に生産者交流会等生産者とともに拡大活動推進を行う。SNSのとりくみでは、LINEとインスタの公式アカウントを今年度開設。組合員を巻き込み紹介活動や利用促進をすすめる。ワーカーズの40歳代以下のメンバーに向けた交流会を計画し、人材育成を図る。新規事業として10月より定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業を開設予定。

(2)【協議確認事項】

①方針討論集会について
日程と会場を次回委員会で決定することを確認しました。
②関東甲信越ブロック合同専務会議について
2023年8月29日(火)~30日(水)の1泊2日群馬県磯部温泉で開催される関東甲信越ブロック合同専務会議について、出欠を確認しました。参加者は、高橋勇美専務、水谷清一専務、児玉英憲専務の3名です。
③2023年度関東甲信越ブロック運営体制について
神奈川エリアからは高橋勇美専務が運営委員となることを確認しました。

 

次回会議日程

2023年9月22日(金)15:00~17:00
会場:神奈川県生協連事務所会議室
実開催を基本としたハイブリッド開催